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沖縄戦(沖縄の戦い)とは?

1945年3月26日、硫黄島を占領したアメリカ軍は、次に沖縄本島を攻略

しようとしました。すなわち、日本本土攻略の為の航空基地・補給基地を確保

しようとしたのです。4月1日、アメリカ軍は沖縄本島西部に上陸を開始しました。

それに対して、日本側も4月6日に神風特攻隊として約520機

250キロ爆弾を積んだ零式戦闘機で敵艦隊に突撃させ、

連合軍艦艇6隻が撃沈させました。結局、アメリカ軍が「CRAZY(狂っている)

と評した自爆攻撃は終戦まで続く事となるのです。日本陸軍、第32軍の司令官

である牛島満中将は、水際作戦を避け、内陸部に誘い込んでの持久戦を

基本方針として戦いました。日本軍:116,400人、アメリカ軍:54,8000人もの

兵が参加した沖縄戦は激戦となり、アメリカ軍司令官である

サイモン・ボリバー・バックナー・ジュニア中将が戦死する程でした。
(日本軍の牛島満司令官と長勇参謀長は自決しました。)

結局、1945年6月23日にはアメリカ軍が沖縄本島の日本軍を壊滅させ、

戦闘は終わりました。この戦いにより、日本側の死者・行方不明者は

20万人にも上り、そのうち沖縄出身者が122,228人

民間人94,000人もの命がこの戦いで失われました。
(アメリカ軍の死者・行方不明者は12,520人で、負傷者72,012人でした。)

こうして、沖縄本島を占領したアメリカ軍は日本本土攻略に向けて、

空襲を強化し、1945年7月・8月だけで50回以上も

日本本土への空襲が実施される事となるのです。

※ 現在、6月23日は「慰霊の日」とされ、20万人を超える犠牲者を追悼し、

平和の誓いを新たにする日として毎年、糸満市摩文仁の平和記念公園

追悼式が開かれ、戦没者に祈りが捧げられています。
第1話:太平洋戦争の原因(開戦の経緯)

補足:日本軍(旧日本軍)の階級・組織をまとめてみた

第2話:真珠湾攻撃(ハワイ奇襲)とは?

第3話:マレー作戦(マレー・シンガポール進攻作戦)とは?

第4話:香港の戦い(香港攻略・C作戦)とは?

第5話:マレー沖海戦とは?

第6話:珊瑚海海戦とは?

第7話:ミッドウェイ海戦とは?(敗因)

第8話:前編:ガダルカナル島の戦いとは?(第一次ソロモン海戦)

第9話:後編:ガダルカナル島の戦いとは?(第二次ソロモン海戦)

第10話:マリアナ沖海戦とは?

第11話:レイテ沖海戦とは?[神風特攻隊(特別攻撃隊)の誕生]

第12話:硫黄島の戦いとは?

第13話:沖縄戦(沖縄の戦い)とは?

第14話:日本本土空襲とは?

第15話:日本の降伏(ポツダム宣言受諾)とは?
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